命の源　カルシウム

2019/06/ 3

神野店ＯＴＣスタッフの小田です。先日、カルシウムセミナーに参加して来ました。

日本の土壌はカルシウムが少なく、日本人はカルシウム不足になりやすい。カルシウムが不足するとどうなるか、簡単にまとめます。

カルシウムは１日平均650ｍｇ摂取が必要ですが、摂取できているカルシウムは約500ｍｇです。つまり、１日150ｍｇも足りないことになります。カルシウム不足になる原因は、

1.日本は火山国で土や地下水にカルシウムが少ないため、野菜のカルシウム含有量がすごく少ない。

2.ストレスが多く、交感神経が常に働いた状態になっいて、ゆったりさせる副交感神経を働かすのにはカルシウムが必要である。

3.甘い物や旨い物には多くの白砂糖と添加物のリンが含まれています。これらを消化するときにカルシウムが奪われます。

カルシウムは吸収率が悪く、１０代では45％吸収できていたのが、６０代では10％になります。また、個人差も大きく、カルシウム代謝は人によって３倍は違ってきます。吸収には運動・日光浴が大切です。

カルシウムが不足すると、様々な症状が出ます。

・イライラする　・眠れない　・まぶたがピクピクする　・のど・皮膚の炎症が起こりやすい　・肩、首筋がこる　・身体がかゆい　・腰痛　・骨がもろくなる　・足がつる　・喘息やアトピー、鼻炎　・更年期の症状　・月経時に不安定・骨粗鬆症

骨粗鬆症は５０代で１０人に一人、６０代では３人に一人、70代では２人に一人がなっています。

人間の血液中には常に一定量のカルシウムが必要ですが、カルシウム摂取が少なかったり、女性ホルモンが低下すると、副甲状腺ホルモンが働き、骨から溶けだします。

逆にカルシウムをしっかり摂ることで、カルチトニンが働き、血液中から骨に行きます。

骨から溶けだしたカルシウムは細胞や血液で沈着します。すると、血管の細胞が収縮し、細く、硬く、もろくなり、動脈硬化をおこします。

カルシウム不足は生活習慣病の原因になります。

こわーいカルシウム不足、いつでもご相談にいらして下さいね。