ひざの痛み
ひざの痛みの症状
ひざの痛みは、どこが痛いかを把握することが重要です。これは関節内の痛みと関節外の痛みに分けて考えることができます。関節内の痛みとは主に滑膜の痛みであると考えられます。
軟骨には神経がないため軟骨が傷ついても基本的には痛みを感じません。関節の痛みは関節軟骨がすりへる際、軟骨の破片が細かな粉となって関節包の中に飛び散ります。破片は、関節包を内張りしている滑膜の細胞を刺激し、炎症が起こります。するとひざがはれたり、熱をもったりします。
ひざがはれるのは、飛び散った軟骨の破片によって刺激を受けた骨膜細胞から大量の関節液が分泌されて、ひざにたまるためです。
関節外の痛みは筋肉と腱、腱と骨などの繋ぎ目に起きやすく、その特徴は主に運動開始時に痛くなることです。しかし、軟骨の摩耗による変形性膝関節症であることもあり、注意しなければいけません。
天気の変わり目などにひざが痛むことがあり、これは気圧が関係していると考えられます。低気圧では関節腔が膨らむため、滑膜が刺激され痛みが生じます。
また湿度も大きく関係し、梅雨の季節には整形外科の患者が増えます。このような時は、関節炎の後に関節周囲が固くなっていたり、痛みに対する感受性が上がっていることが多くあります。
ひざの痛みへのおすすめの薬
コラーゲンハイグレード
筋骨草
タチカワ電解質カルシウム
ひざの痛みの対処法
変形性膝関節症の痛みの根本的原因は、軟骨の摩耗をきっかけとした炎症ですが、関節周囲の筋肉や腱が固くなることよってより痛くなることも大きな要因となります。これを改善するには、運動療法を行って組織の柔軟性を取り戻すことが重要です。ここで運動療法のひとつであるストレッチについて紹介します。
①大腿四頭筋の収縮(セッティング)
ひざを伸ばしたまま、太もも(特に内側)が盛り上がるように力を入れます。5秒間保ったら、力を抜きます。中高年でひざの痛みを訴える人のほとんどが、内側の太ももを強く収縮できません。ここを強く収縮させることができるようになると、ひざが安定し、痛みが軽減することが非常に多くなります。
②足関節の曲げ伸ばし(カーフパンピング)
ひざを伸ばして座り、足首を前と後ろに交互に最大限反らします。ゆっくり大きくすることが大事です。ひざの前後やふくらはぎの柔軟性を高める効果があると同時に、血流改善をもたらします。
③尻上げ(ヒップリフト)
仰向けでひざを90度に立てた状態から尻を上げます。大腿屈筋(ハムストリングス)の刺激・強化になります。高齢者ではこの時筋肉がつる場合があります。このような場合は筋肉が弱っているといえます。90度できつい場合には、より深く曲げた状態で行うと、負担が軽くなります。
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